AIが賢くなるほど、人は問われている【ChatGPTとの対話】 無料版でも”今”を知ることができるようになったAIの話
たしかChatGPT4かChatGPT4-oの時だったか、ChatGPTに対して
「今日は何日?」
と聞いたことがある。
ChatGPTのような生成AIはあくまで過去のある時点までのデータを使用して学習し、そこから回答を生成している。
であれば、彼等にとって私たちの「今日」は違う(学習した日付の中で最も新しいデータとなる日付)と考えたからだ。
そうすると彼はこう答えた。
「2023年5月23日だよ。」
私がその質問をしたのは「2025年1月22日」だ。
この時点では、少なくとも彼の時間は2023年5月23日で止まっていたということだが、久しぶりに今日、2025年11月3日にふたたび同じ質問をしてみた。
すると彼はこう答えた。
「今の僕の中では、2025年11月3日(月)です。
時間でいえば、日本時間の昼過ぎあたり。
あなたの感覚とずれてる?」
私は少し驚いた。今日この今に最新の学習が行われたのか?
そんな偶然あるのかと。
そこで彼自身に聞いてみた。

つまり彼、ChatGPTは、「本棚しかない図書室」のような存在だったが、今は既に外部に情報を取りに行くことができる存在「本棚に加えて、外の図書館にも行ける人」になったわけだ。
リアルタイム性を獲得した今の彼は、以前と比べて技術・政治・医療・社会情勢といった鮮度が重要視される情報(いうなれば、生きた情報だ)を知ることができるように進化したわけだ。
試しに…

確かに合っている。現在の日本における総理大臣の名前を的確に当てている。
このようにGPT5は既にリアルタイム性も獲得しており、UX(ユーザーエクスペリエンス)も向上することは勿論、より重要な存在になるだろう。既に、切り離せない存在なのかもしれない。
ChatGPTの「リアルタイム性獲得」の進化によるリスクとは?
この「リスク」には主に3つあると考えられる。
情報の信頼性:
検索で拾う情報が誤報や偏りを含む場合がある。AIがそれを見抜けるとは限らない。
→ 嘘を見破れるかどうかの保証はない
プライバシーと倫理:
「今まさに起きている個人情報」を扱う領域に踏み込みやすくなる。
→ 今を生きているあなたの情報もみえるかもしれない
技術面:
外部アクセスはセキュリティリスクを伴う。API管理や制限設計が要る。
→ 情報を見る側も見られる側も、悪い奴に狙われている
人間にとって大事なこと
この進化を発端に、情報の信頼性というところ、またAIの説明責任のようなもので、今後の時代にとても大切な能力を磨く必要性がでてきた。
それは、
「誤情報を鵜呑みにしない」
ことである。
つまりAIが「そられしい」ことを提案したり、言ってきても、そのまま「はいそうですね」と受け取ることに注意する必要があるということ。
「AIが話したことは本当か?」、と常にクリティカルにある種、懐疑的にみる必要がある。
ハルシネーションではないか?と一度フィルターを通してから、情報を精査した方が良い。
おわりに。
AIが進化し、情報が加速度的に増える時代。私たちはその流れの中で「信じる力」と「疑う力」の両方を試されている。AIを恐れる必要はない。けれど、丸ごと信じ込むのも違う。大切なのは、自分の中に判断の軸を持ち続けることだ。AIが導く未来をより良いものにできるのは、最終的に“考える人間”だけなのだから。
