“その名前で呼ばれたくない”と思ったら読む記事|改名で、毒親からあなたの人生を取り戻す
名前というものは、あなたにとってただの記号、ラベルではありません。
それは人生が始まってからの重要なアイデンティティです。
ずっと呼ばれてきた名前。
しかしこのアイデンティティたる名前は、時に呪縛にもなりえるのです。
名前を呼ばれて怒鳴らて、激しいDVを受けたり、モラルに反した言葉を投げつけられたり。
そんな記憶・経験と名前が強く結びついて、
「自分自身の名前を捨ててしまいたい。」
「改名したい。新しい自分で再出発したい。」
「名前で呼ばれること自体がもうトラウマ。」
そう思う方もいるはずです。
この記事では、そんな自分の名前が呪縛になっているあなたが、新しい名前で再出発がきれるように、具体的な手順を解説します。
あなたの人生です。
あなたがあなたらしく、あなたの幸せと自由と責任を謳歌できるように、今日もお手伝いさせてください。
改名はそもそも可能? -日本での改名の法律と制度
「名前を変えたい」と思っても、実際に改名できるのかどうか、不安に感じる方は多いかもしれません。結論から言えば、日本では法律に基づいて、正当な理由があれば改名は可能です。ただしその「正当な理由・事由」という制限が難関です。
改名は、戸籍上の「名」を変更する手続きであり、原則として家庭裁判所の許可を得る必要があります。これは戸籍法第107条の2に定められており、単なる気分や趣味では認められません。
✅ 改名が認められる「正当な事由」とは?
家庭裁判所が改名を許可するには、「正当な事由」があると判断される必要があります。具体的には、以下のようなケースが該当する可能性があります:
- 名前が奇妙・難読で、社会生活に支障がある
- 同姓同名者が身近にいて混乱が生じている
- 名前が異性や外国人と紛らわしい
- 通称名を長年使用しており、社会的に定着している
- 性同一性障害など、アイデンティティとの不一致がある
- 宗教的・職業的理由(僧侶や神官になった、または辞めた)
ただただ、「親がつけた名前が嫌い」「占いで良くないと言われた」などの主観的な理由だけでは認められないことが多いです。
なにがしかの、本人のアイデンティティ、他者や社会的に妥当な理由があることで、初めて認められます。
DVを受けたことで、あなたが精神的に疲弊し、精神的なハンディキャップを抱えているのであれば、それはもちろん一つの理由になり得ます。
医療機関での診断や、前回の記事でお話ししました「支援措置」などの制度などの対象かどうかも一つあなたの改名の実現を後押しする材料になります。
ただ過去の事例をみてみると、以下の2つは、比較的認められやすい事由(理由)に挙げられます。
- 名前が奇妙・難読で、社会生活に支障がある
- 性同一性障害など、アイデンティティとの不一致がある
特に後者は必ずしも身体的に手術が必要という訳ではありません。性転換手術をしていなくとも、場合によって承認されます。既に生活や仕事に支障があったり、病状としての必要性を判断をする家庭裁判所側に認めさせることができれば、高額な手術などをしなくても可能です。もちろん、既にしている場合と比べるとある程度ハードルは高くなりますが。
改名の手続きと流れ
改名は、ざっくりと以下のようなステップで進みます:
- 申立書の作成
家庭裁判所に提出する申立書を作成します。申立理由は具体的かつ客観的に記載する必要があります。 - 必要書類の準備
– 戸籍謄本(全部事項証明書)
– 改名理由を証明する資料(通称使用の証拠など)
– 収入印紙(800円分)と郵便切手(裁判所によって異なる) - 家庭裁判所への申立て
申立人の住所地を管轄する家庭裁判所に提出します。郵送または窓口での申請が可能です。 - 審査・面談・照会
裁判所によっては、書面照会や面談が行われることがあります。改名理由の妥当性が審査されます。 - 許可の審判
正当な事由が認められれば、改名が許可されます。許可後は市区町村に届け出を行い、戸籍が正式に変更されます。
📌 注意点
- 改名後は、住民票・運転免許証・銀行口座などの名義変更も必要になります。
- 許可が下りるまでには数週間〜数ヶ月かかることがあります。
- 改名の申立ては、15歳未満の場合は法定代理人(親など)が行います。
改名をスムーズに進めるために
改名の手続きは、法律で定められた正式なプロセスを踏む必要があります。だからこそ、支援措置と一緒ですね。事前の準備と心構えがとても重要です。ここでは、改名をスムーズに進めるためのポイントをいくつかご紹介します。
✅ 1. 改名理由を明確にしておく
家庭裁判所に申立てをする際、「なぜ改名したいのか」を具体的に説明する必要があります。
感情的な理由だけではなく、社会生活上の支障や精神的苦痛など、客観的な根拠を整理しておくことが大切です。
例:
- 学校や職場で名前が原因でいじめや差別を受けた
- 長年、通称名を使用しており、周囲に定着している
- 名前が奇妙で、電話や書類で誤認されることが多い
📁 2. 証拠を集めておく
改名理由を裏付けるために、証拠となる資料を準備しておきましょう。これがあるかないかで、審査の結果が大きく変わることもあります。
有効な証拠の例:
- 通称名で呼ばれていることが分かるSNSやメールのスクリーンショット
- 学校や職場での名簿、社員証など
- 医師の診断書(精神的苦痛がある場合)
- いじめやDVの記録、相談履歴
🗂 3. 書類の不備を防ぐ
家庭裁判所に提出する書類は、不備があると受理されないことがあります。
申立書の記入は丁寧に行い、必要書類を漏れなく揃えましょう。
主な提出書類:
- 戸籍謄本(全部事項証明書)
- 改名申立書
- 改名理由を証明する資料
- 収入印紙(800円分)と郵便切手(裁判所指定)
🧘♀️ 4. 心の準備も忘れずに
改名は、単なる手続きではなく、自分自身の人生を再構築する大きな一歩です。
名前が変わることで、周囲の反応や手続きの煩雑さに戸惑うこともあるかもしれません。
それでも、自分の人生を自分の手で選び取ることは、何よりも尊い行為です。
💡 5. 相談できる場所を見つける
不安や疑問がある場合は、法テラスや弁護士、支援団体に相談することも検討しましょう。
特に毒親との関係が背景にある場合、法的な支援や心理的なサポートが役立つことがあります。
おわりに。改名を考えているあなたへ
改名は、過去を断ち切り、新しい自分として生きるための大切な選択肢です。
準備をしっかり整えれば、手続きは決して難しいものではありません。
あなたが「本当の自分」として生きるための一歩を、心から応援しています。
それでは、また。
