毒捨「もう限界…」毒親から逃げたいあなたへ。安全に離れるための準備

DV(家庭内暴力)や精神的な支配など、親からの虐待的な関わりに苦しんでいる方がいます。
「一刻も早く解放されたいけど、どうすればいいの?」
——そんな方のために、まず取るべき行動を整理してお伝えします。
結論
未成年であれば 児童相談所、成人している場合は 支援措置制度 を頼りましょう。
毒親から解放されるために
日々、尊厳を踏みにじられるような暴力や暴言を受けている方もいるかもしれません。
家庭の中では威圧的なのに、外では人当たりが良い — そんな「二面性のある親」に苦しむケースも少なくありません。
家の中にとどまらず、外でも自分が世界の中心、正義の象徴のように振る舞う — もう嫌になりますよね。恥ずかしくて、申し訳なくて…。
とてもつらいことですし、「どうにかして距離を置きたい」と思うのは自然なことです。
しかし、感情のままに行動してしまうと、あなた自身が不利な立場に追い込まれることもあります。
だからこそ、冷静に・安全に距離を取る準備が必要です。
残念ながら、「親とは絶縁していて」と話す人がいるかもしれませんが、実際のところ日本では(2025年10月現在)、法的に「親子関係を完全に絶縁する」制度は存在しません。
簡単に縁を切ることは難しいのが現実です。
それでも、「安全に離れる」ための方法 はいくつかあります。
距離を置くための3つの方法
- 家出(いえで)
- 児童相談所(じどうそうだんじょ)
- 支援措置(しえんそち)
順に説明します。
1. 家出(いえで)
もっとも即効性のある手段です。
貴重品を持ち、親が追ってこられない場所に避難する。
成人であれば、仕事を探して自立することも可能でしょう。
ただし、未成年の場合はリスクが大きいです。
警察に「行方不明」として捜索願を出されると、保護されて家庭に戻されることもあります。
成人であっても、警察を通じて所在が親に知られる可能性はゼロではありません。
2. 児童相談所(児相・じどうそうだんじょ)
未成年の方が頼ることのできる公的機関です。
家庭内暴力、虐待、過干渉など、深刻な家庭問題がある場合、児童相談所が介入・保護してくれることがあります。
担当者によって対応に差があるのが現実ですが、まず相談すること自体が第一歩です。
あなたの話を聞き、行動してくれる大人が必ずいます。
3. 支援措置(しえんそち)
正式名称は「住民基本台帳事務におけるDV等支援措置」です。
これは、DV・虐待・ストーカー被害などを受けた人の住民票の情報を加害者から守る制度です。
つまり、あなたの居場所を親に知られないようにするための仕組みです。
市役所や警察に相談し、認定を受けることで利用できます。
各方法のメリット・デメリット
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
家出 | 手軽・すぐに行動できる | 警察に見つかる可能性、再び家庭に戻されるリスク |
児童相談所 | 公的介入により保護される可能性 | 対応に差があり、すぐには動いてもらえない場合も |
支援措置 | 自分の居場所を守れる制度的支援 | 手続きが複雑で、説明・証明に心的負担がある |
希望を捨てないで。毒親を捨ててやりましょう。
ここまで読むと「どの方法も完璧じゃない」と感じたかもしれません。
それは正しい認識です。
現実には、100%安全な方法はありません。
けれども、リスクを減らし、成功率を高めるための工夫は確実にあります。
その方法を、次回の記事で具体的に紹介します。
今回のまとめ
- 未成年の方 → 児童相談所へ相談
- 成人の方 → 支援措置を検討
それぞれの行動には共通して、「準備」と「記録」が大切です。
どんなサインや言葉も、あなたを守る証拠になります。
次回は、「毒親から安全に離れるための実践的な手順」について解説します。
カテゴリ:毒捨(どくすて) にまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
どうか、少しでも早く、あなたが安心して笑える日常を取り戻せますように。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
